「春の超Payトク祭り」が終わったばかりのLINE Payだが、4月1日からはビックカメラ、コジマ、ソフマップで実質18.5%以上の還元キャンペーンを実施する。4月17日までの期間限定で、コード払い限定、還元上限額は3000円相当となる。PayPayが5月末までの長期にわたって20%還元キャンペーンを実施中するのとは異なり、小刻みにキャンペーンを打つところが巧妙だ。
注意したいのは、大盤振る舞いだった春の超Payトク祭りとは適用条件が大幅に異なる点。まず決済方法はコード払いのみで、プラスチックカードやQUICPay(Google PayにLINE Payバーチャルカードを登録)が使えない。また支払場所はリアル店舗のみで、ビックカメラ.comなどのオンラインストアは対象外だ。
今回のキャンペーン自体は15%還元だが、7月31日まで並行して実施されている従来のコード払い時の3%還元キャンペーン、マイカラーによる還元キャンペーンの合わせ技で計18.5〜20%の還元となる。マイカラーはLINE Payの月額使用金額に応じて決まり、9999円以下がホワイトで0.5%、1万円以上4万9999円以下がレッドで0.8%、5万円以上9万9999円以下がブルーで1%、10万円以上がグリーンで2%となる。
LINE Payを初めて使う場合でもマイカラーはホワイトになるので、コード払いの3%、マイカラーの0.5%、そして今回の15%の還元で合計18.5%になるわけだ。前述のように、マイカラーは前月の使用実績によって当月のカラーが決まる。還元上限が5000円相当だった春の超Payトク祭りで、最大限の還元が受けられる2万5000円ぶんを使ったユーザーはレッドになっており、合計で18.8%還元だ。
マイカラーは、コード払いだけでなくプラスチックカード払い、QUICPay払いでも実績を積み上げられる。もちろん請求書払いも対応しているので、光熱費などの支払いをLINE Payに集約しておけば、1万円以上で獲得できるレッド以上のステータスを維持するのは容易だ。この条件を踏まえてLINE Payでオトクに住めるのは、神奈川県東部と千葉県市川市だというのをご存じだろうか。
神奈川県東部に位置する、平塚市、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、逗子市、相模原市、大和市、海老名市、綾瀬市、葉山町の一部、寒川町、大磯町で、東京電力エナジーパートナーと東京ガス、神奈川県営水道を使っている場合は電気、ガス、水道の料金のすべて、さらに自動車税、個人事業税、不動産取得税をLINE Pay請求書払いで決済できる。横浜市や川崎市、横須賀市も水道料金以外は、LINE Payの請求書払いが使える。
納める税金が多岐にわたり、保育園児や幼稚園児がいるなら千葉県市川市がお勧めだ。東京電力エナジーパートナーの電気料金のほか、市県民税(普通徴収)、固定資産税、都市計画税、固定資産税(償却資産)、軽自動車税、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料、幼稚園保育料、保育園保育料、放課後保育クラブ保育料、霊園管理料、自転車等駐輪場使用料、市営住宅使用料、入学準備金貸付金償還金といった、税金や保育料、使用料などがLINE Payの請求書払いで決済できるのだ。
これらの地域に住んでいるなら、毎月の固定費だけでマイカラーをブルーやグリーンにするのも不可能ではないだろう。電気とガスは自由化されているので、LINE Pay請求書払いで水道料金と税金を決済できる大阪市、水道料金を決済できる京都市でも、電気の支払い先を東京電力エナジーパートナーに変更すれば、マイカラーのグレードを上げやすくなる。
さらに、東京海上日動の保険商品を契約、ファンケル化粧品の定期購入をしているなら、これらもLINE Payの請求書払いにできる。子供を学習塾の市進学院に通わせているならこれもOK。このほか請求書払いができる自治体や企業はLINE Payのサイトで詳しく紹介されているのチェックしてこう。なお少しややこしいが、請求書払いの決済金額はマイカラーの判定基準にはなるが、コード払いではないので3%の還元は受けられない。