置き配サービス「OKIPPA」が利用者全員に上限3000円の盗難補償を無償付帯へ、コロナ禍の置き配増加受け

強度の高いポリエステル素材とタイヤルロックを組み合わせた簡易宅配ボックス「OKIPPA」を提供するYper(イーパー)は7月29日、利用者全員に盗難補償を無料で提供することを発表した。新型コロナウイルスの蔓延で玄関先などのへの置き配需要が高まっていることを受けての施策だ。

補償を受けるには、OKIPPA所有者でアプリからの申し込みが必要となる。OKIPPA自体は、同社のウェブサイトやAmazon(アマゾン)などの通販サイトで3980円で購入できる。最大容量は57Lで、Amazonパントリーの箱やヤマト運輸のクロネコボックス(12)、日本郵便のゆうパック・箱 (特大)までを収納可能だ。

無料の盗難補償の上限3000円。配送される品物が3000円未満の場合は商品代金ぶん、3000円以上の場合は3000円ぶんが、ギフトカードなどで送られてくる。現金でキャッシュバックしてほしいところだが、送付や振り込み時の手間や口座番号の提供などのリスクを考えると現実的な補償方法だろう。

補償金の申請は、専用アプリから警察に届け出た盗難届の写しと盗難現場の画像を提出するだけと手軽だ。なお、購入元などで補償が適用される商品は補償対象外。OKIPPAの追跡アプリで経路が追えない荷物も補償対象外となるので、OKIPPA対応のネット通販以外、例えば個人間の受け渡し荷物は補償されない。

なお同社は2018年7月より、100円/30日の有料プランとして東京海上日動と共同開発した「置き配保険」を提供しており、こちらもOKIPPAで追跡できる荷物が対象となるが補償額は上限3万円。通販のヘビーユーザーはこちらのプランに加入するのもお勧めだ。

アマゾンなどでも置き配は推奨されており、今後さらに需要が高まると考えられる。OKIPPAは、一部例外はあるものの、アマゾン、楽天、Yahoo!ショッピングのほか、電子メールで商品情報や支払い金額、追跡番号(配送情報)が取得できる通販サイトに対応している。コロナ禍でECサイトの需要が高まっている中、無料での盗難補償付帯はうれしいサービスだろう。

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TechCrunch Japan

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