私が一番心配していることの一つ、それは趣味 ― 没頭できる健全な情熱 ― を持っていないこと。もちろんテクノロジーは大好きだが、これは私の仕事でもある。Gary Allen、自称「Appleストア熱狂者」が日曜日(米国時間10/11)、脳腫瘍との闘病の末67歳で亡くなった。Washington Postが伝えた。同紙が指摘する興味深い点。それは、AllenがApple製品に関しては、それを一般に販売する場所ほどのファンではなかったことだ。
彼のTwitterrプロフィールがすべてを物語っている:「Apple小売店舗熱狂者、新規店舗のグランドオープニングを祝福しに世界中どこへでも出かける」
「ファンボーイ」という単語はテク業界に氾濫しているが、おそらくAllenは、Appleの小売戦略についてどのApple従業員よりも知っていた。彼のウェブサイト(今はダウンしている)ifoapplestore.comは、Appleの最新ストアに関する情報で満載だった。彼は殆どの店を訪れ実際に体験もした。
かつて賢人は私に、崇拝者がいなければそれは芸術作品ではないと私に言った。Allenのような崇拝者は、スティーブ・ジョブズがAppleの店舗を、魅誘的な、エレガントで探し求める価値のある場所にしたがっていた、という事実の信憑性を高める。
Allenの場合、彼自身たしかに探求していた:
ありがとうGary Allen、人生で大切なのは小さな物たちであることを思い出させてくれて。たとえその小さな物たちが、テクノロジー世界の多くの人々の夢と希望を育む幸せで小さな店の中に置かれているとしても。あなたの鋭い洞察はこれからも生き続ける。
【日本語版注:見出しの写真はAppleストア大阪。Gary Allenはここにも来ていたらしい】
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)