英語を言語学的に研究している人や、あるいは辞書好きの人にとってはビッグニュースだろう。Merriam Websterに1400以上もの単語やフレーズが新たに加えられた。
新たに加えられたのは、たとえば「waggle dance」(蜜蜂が餌の方向や量を示すために踊るダンスのこと)や「wacky tobacky」(マリファナを意味するスラング)、「hella」(とても、を意味するスラング)などだ。これだけみれば、新しい語の選出基準について疑問を感じる人もいるに違いない。ただ、言葉とは一義的には表現のためのツールであり、そうであれば表現の幅は広ければ広いほど良いだろうということも言える。
なお、時代動向を背景にしてか、「Mx.」という単語も追加された。これは「Mr.」や「Mrs.」のジェンダーフリー版だ。
他には「FOMO」(主にSNSなどで情報収集を怠って取り残されてしまうことへの不安を示す。「fear of not being included」)や「Nomophobia」(携帯不携帯恐怖症)、「dox」(晒しあげや、リベンジの意味で個人情報をインターネット上に公開すること)、およびICYMI(「万が一にも見逃しているのならお知らせしますが」というような意味。「In case you missed it」の略)などがある。
Bitcoin、revenge porn、TMIなどの語も追加されている。
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(翻訳:Maeda, H)