豚の腸で作った折りたたみ式小型ロボットが誤飲した電池を取り出す…MITや東工大らの研究

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MITとシェフィールド大学と東京工業大学の共同研究チームが、William BurroughsのSF小説にありそうなプロジェクトを進めている。乾燥させた豚の腸で作った小さな折り紙状のロボットをカプセルに収めて飲み込むと、それが体内でアコーディオンのように開く(上図)。

胃の中でその小さな‘肉ロボット’はスティック-スリップ的に動きまわり、周囲との摩擦を利用して自分を前へ進める。操縦は、磁石の磁界が行う。磁石の機能は二つあり、その残る一つは人が飲んだ小さな電池を拾い上げる。

電池の誤飲という事故は、意外と多いようだ。MITによると、合衆国では毎年、3500個の時計用電池が誤飲されている。一部はウンチと一緒に排泄されるが、胃や食道の組織を傷つけるものもある。そこで研究者たちは、小さく折りたたんだロボットを使う、という解決方法を思いついた。

この話には、豚がさらに関係している。研究者のShuhei Miyashitaはこの独特な‘ロボット技術’の可能性に着目し、ハムの小片の中に電池を入れてみた。共同研究者のDaniela Rusによると: “電池の成分は30分で完全にハムに溶融した。そこから重要なことを学んだ。電池を誤飲したら、できるだけ早くそれをとり出さなければならない”。

またチームは、テスト用に模造の胃を作るときも、寛大な豚さんに依存した。豚の胃で、消化の過程を理解したのだ。しかしその後は、シリコンで胃の模型を作り、水を入れ、味付け胃液としてレモンジュースを加えた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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