電動モペッドシェアリングのRevelが電動自転車サブスクも開始、NYで提供

電動のモペッドシェアリングのスタートアップRevel(レベル)が月極の電動自転車サブスクリプションをニューヨークで開始する。ここ数週間で同社が発表した新規事業としては2つ目となる。

Revelは米国時間2月16日、プロダクトラインを拡大すると発表した。2021年1月末まではモペッドのシェアリングのみだったが、今後は電動自転車の月極サブスクも提供する。サブスクは、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクスの住人に提供される。WING Bikesが製造した自転車には36Vのバッテリーが搭載され、1回のフル充電で45マイル(約72km)走行でき、最高速度は時速20マイル(約32km)だ。

電動自転車サブスクの料金は1カ月99ドル(約1万500円)で、ここには自転車レンタル、ロック、バッテリー、修理・メンテナンス費用が含まれる。Revelは顧客が問題を報告してから24時間以内に、通常の自転車のメンテナンスを行うと約束している。また、同社によると、自転車に関する法律、安全、最善の施錠方法についての教材もアプリや印刷物などでユーザーに提供されるという。

Revelは電動モペッドのシェアリングサービスを2018年に開始した。Frank Reig(フランク・レグ)氏とPaul Suhey(ポール・スヒー)氏が創業した同社は、ブルックリンでパイロットプログラムを始め、その後クイーンズ、ブロンクス、マンハッタンに拡大した。2019年10月にIbex InvestorsがリードしたシリーズAラウンドで資金2760万ドル(約29億円)を調達し、事業を強化した。事業開始から18カ月も経たないうちに、同社はモペッドシェアリング事業をオースチン(すでに閉鎖)、マイアミ、ワシントンD.C.に拡大。さらに2020年オークランドでも事業を開始し、2020年7月にはサンフランシスコでの事業許可を取得している。

Revelはモペッドシェアリング事業のみを展開していたが、2月3日に電気自動車向けのDC急速充電ステーションをニューヨーク市で展開する計画を発表した。ブルックリンにある元Pfizer(ファイザー)ビルに置く新しい「Superhub」にはチャージャー30基が設置され、24時間だれでも利用できる。これはRevelがニューヨーク市で展開するSuperhubネットワークの初のステーションとなる。2021年春に開所予定のブルックリンのSuperhubサイトにおける最初のチャージャー10基は、Tritium社の新RTM75になる予定だ。Revelによると、これらチャージャーでは20分で100マイル(約160km)走行分の充電ができる。

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同社は現在、電気自転車サブスクという3つめの事業を加えている。レグ氏はさらに事業を多角化する用意ができているようだ。

「Revelのミッションは街を電動化することです」と同氏はTechCrunchへの電子メールで述べた。「このミッションを引き続き実行するために、そしてニューヨークのような都市の当社ユーザーにさらなるアクセスを提供するために電動自転車に事業を拡大します。これが2021年における最後の大きな発表ではないことは確かです」。

電動自転車サブスクのウェイトリストは2月16日に受付を開始し、自転車は3月初めから順次顧客のもとに届けられる。

カテゴリー:モビリティ
タグ:Revel電動自転車サブスクリプション

画像クレジット:Revel

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(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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