電気自動車のPolestarが最新EVで1カ月で2度目のリコール、4600台が対象

Volvo Car Group(ボルボカーグループ)のスピンアウトで、電気自動車ブランドのPolestar(ポールスター)は最新車両でまたもリコールを発表した。

Polestarはインバーターの不具合を理由に4600台を自発的にリコールするとReutersが報じている。Polestarは声明文の中で、影響を受ける顧客には11月2日から連絡すると述べた。

「納車された車両の多くに搭載された不具合のあるインバーターを交換します」とPolestarは述べ、インバーターはバッテリーに蓄えられたエネルギーを電動モーターが必要とするパワーに変えていると説明した。

同社によると、修理は1回の持ち込みで済むという。北米に納車された車両はリコールの対象ではない、と広報担当者はTechCrunchに語った。スイスに納車された車両もまた対象外だ。

加えて、High Voltage Coolant Heater (HVCH)の修理も必要だとPolestarは述べた。HVCHはキャビンと高電圧バッテリーヒーティングの両方に関わっている。初期生産分の車両に搭載された不具合のあるパーツを交換する必要があるという。リコール対象となる納車済みの車両は3150台だ。

「リコールとサービスキャンペーン措置の一環として、対象となる車両は今後導入される無線通信経由(OTA)のアップデートを利用できるようアップグレードされます」と同社は述べている。「これによりPolestarは、OTAアップデートが利用可能になったときに新たなソフトウェアを直接Polestar 2車両に配信できます」。

Polestarは、エキサイティングで運転するのが楽しい車両の生産を目的に、2017年に電動専門ブランドとして一新され、全電動のPolestar 2の生産を今春、中国の工場で開始した。Volvo Car Groupと吉利汽車が共同所有するPolestarにとって、生産開始はマイルストーンだった。

だが、Polestarはのっけから問題に直面した。複数の車両が走行中に突然停止したことを受け、同社は10月2日にリコールを発表した。「走行中の停止は極めて稀なケースです」とPolestarのCEOであるThomas Ingenlath(トーマス・インゲンラス)氏は10月に開催されたTCセッション「Mobility 2020」でのインタビューの中で述べている。その際、同氏は走行中の停止は米国では報告されておらず、事故につながった例もないと述べた。この問題はソフトウェアのアップデートで修正された。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:Polestar電気自動車リコール

画像クレジット:Screenshot/Polestar

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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