今日(米国時間3/18)、音楽ストリーミングのスタートアップ、SoundCloudはSony Musicとの契約が成立したことを発表した。 この情報は今週初めに流れていたが、これで正式な確認が取れたことになる。SoundCloudによれば、この契約によって加入者はSony Music Entertainmentレーベルのアーティストの楽曲を自由に聞くことができるようになり、将来、売上を増やすのに効果があるとしている。
SoundCloudはすでにメジャーレーベルを含む他のレコード会社と同様の契約を結んでいる。今年6月にはインディーのアーティスト2万が登録している,Merlinと契約し、またUniversal Music Groupとも今年契約を結ぶことに成功した。Warner Musicとはいち早く、2014年に契約している。しかし世界最大のレーベルであるSonyを加えることができたのは大きな成果だろう。SonyはSpotify、Pandoraなどライバルのサービスとはすでに契約しているが、SoundCloudとはまだだった。
SoundCloudは今日のブログ記事で「1億1000万曲を持つSony Music Entertainmentがレパートリーに加わったことで、SoundCloudはさらに大きく成長し、多様化した」と説明している。 【略】
今回の契約に先立ち、SoundCloudはプラットフォームを利用するアーティストのためのツールの開発に大いに力を注いでいた。SoundCloud Pulseアプリは、アーティストが楽曲などを簡単に公開し、ファンと交流すると同時にSoundCloud上での自分たちの活動を詳しくモニターできるアプリだ。
Sonyの追加でSoundCloudは3大メジャーレーベルと1800万のアーティストを擁するサービスとして音楽ストリーミングのメインストリームでライバルと競争する準備が整った。
SoundCloudは今年中にサブスクリプションモデルをスタートさせると述べているが、ビジネスモデルの展開にも弾みがついたはずだ。
Music Business WorldwideやThe Vergeなどのメディアは正式発表に先立ち、火曜日にSonyとの契約を報じていた。 それらの記事によると、SonyはSoundCloudの株式を入手し、次回の資金調達に参加する権利を与えられたという。当面SoundCloudはコメントを避けている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)