防水性で水に浮くスピーカーは、ボートに乗る人や釣り人や、そのほかの濡れるスポーツが好きな人には重宝すると思うが、これまでの製品はBluetoothを利用するものが多くて、だから同じく防水性の手荒く扱えるスマートフォンを近くに置かないと使えなかった。
しかしFreedom Audio(元FreshETech)の人たちは、これを何とかしようと考え、新製品を開発し、それをDrifterと名づけた。
TechStarsのアクセラレータ部門R/GA Acceleratorが最近、10のプロダクトをローンチしたが、Drifterはその一つだ。このスピーカーが斬新なのは、音楽をロードしたり再生する機能を自分自身が持っていて、スマートフォンの助けを必要としないことだ。
すなわちDrifter本体の中でAndroidが動き、ストレージが16GBあり、SpotifyやBeats、Apple Musicなどの音楽サービスを利用できる(Pandoraはない)。つまりSpotifyアプリなどをスマホ上で動かす、という手間が要らない。
防水性があり、水に浮き、頑丈にできていて、ユーザが音楽をコントロールするためのタッチスクリーンもある。
ファウンダのAdam Schwartzによると、夏はひと月に一回以上水辺に行く人が合衆国全体で3700万人いる(釣り、サーフボード、などなど)。Drifterは、彼ら全員をマーケットと見なす。彼ら全員が、音楽を聴きながらレクリエーションに興じたいと願っているが、そのために水に弱いスマートフォン様の心配をするのはかったるい、と感じている。
ただしもちろん、WiFiやBluetoothを使って、お家(うち)でDrifterを楽しんでもよい。
Drifterは今、Freedom AudioのWebサイトで199ドルで予約購入できる。発売は、今年の夏が終わっている10月だ。なお、発売後の一般小売価格は299ドルだ。