2020年のテスラ納車台数が50万台に迫る

Tesla(テスラ)の2020年の納車台数は、前年比36%増の49万9550台となった。CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏が5年以上前に発言し、達成が待たれていた大台に数十台足りないだけの結果である。

一方Teslaは、米国時間1月2日、2020年には50万9737台の電気自動車を生産したことを発表した。

Teslaは第4四半期に生産と販売を伸ばすことで50万台の目標に達することができた。これは最終四半期に多大な努力を投入した同社のラストスパートを反映したものだ。テスラは第4四半期に18万570台を納車し、前四半期比30%増として、四半期新記録を更新した。

また、ミッドサイズSUVであるModel Yの発売や、中国での新工場の稼働が、生産ならびに販売台数を牽引した。

第4四半期と通年の数字が示すのは、より手頃な価格の新型モデルへの需要の増加と、フラッグシップモデルである ModelSセダンとModel X SUVへの関心の低下だ。

同社は第4四半期にModel SとModel Xを1万8920台、年間では5万7039台を納車した。Model 3と新しいミッドサイズSUVのModel Yを合わせた販売台数は、第4四半期で16万2000台近く、年間では44万2511台に達した。

ほんの数年前のTeslaにとって、年間50万台以上の車両の生産と販売は、手の届かない目標のように見えていた。しかしマスク氏は同社について強気の見方を取り続けてきた。2015年の時点で彼は、Teslaが2020年には50万台の車を生産することを信じている、と表明したのだ。

当時マスク氏は「それは5年後のことです」と発言していた「5年前のTeslaを振り返ってみましょう、当時私たちは年間600台の車を生産していました。それが今では600台を3日で生産するのです。なので、それに比べればこれから年間50万台の車を生産できるようになるのは、より小さな飛躍に過ぎないと思っています」。

マスク氏はこの目標を繰り返し口にしてきたが、2020年1月にも納車台数は50万台を余裕で超えるだろうと発言していた。Teslaは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の大流行が経済を混乱させ、他の自動車メーカー同様に、2020年春には数週間の生産一時停止を余儀なくされたにもかかわらず、この予測を修正しなかった。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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