500万の無料アプリケーションを集めたデベロッパープラットホームGlitchが有料制を導入

ユーザーが作った小さなアプリケーションをたくさん供覧しているGlitchが、パワーユーザーのための有料プランを作った。

このちょっと風変わりなデベロッパーツールプラットホームは2017年の創業で、プログラマーのワークスペースをウェブアプリケーションを共有しカスタマイズするユーザーのコミュニティに結びつける。今このプラットホームには500万あまりのアプリケーションやボットがあり、米国時間4月16日からは有料プランが加わる。これによって、このプラットホームの限界を押し広げようとしていたプログラマーたちの悩みが一部解決するだろう。

月額10ドル、年額96ドルのパワーユーザー向けの機能では、自分のアプリケーションを続けて5つ動かしたり、アプリケーションの料金の上限がなくなったり、ディスクスペースは無料ティアの倍の400MB、メモリは4倍の2GBになる。つまり、これなら金を払ってでも使いたい、と思わせるような内容を並べたつもりだ。

このプラットホーム上のアプリケーションはどれもひと口サイズで、特定の1つのことしかできないものが多いが、ほかのアプリケーションにはできないようなニッチなタスクを担う。例えば、ユーザーのフォーカスを追跡するアプリケーションや、新型コロナウイルスデータを視覚化するアプリケーション、バカバカしいのでは、「どうぶつの森」で友だちとカブ価を比較するのなど。

CEOのAnil Dash(アニル・ダッシュ)によれば、有料制の導入によって、これまでは難しかった超ユニークで便利なツールでも作れるようになる。同氏は同社の提供物を「クラウドコンピューティングの消費者化されたバージョン」を表しているのだそうだ。

同氏は「Glitchには、自分のアイデアを世の中に公開したいと思ってる人を妨害するバリアがない。Glitchには、プログラマーという人種の新しい姿がある。そしてインターネットが、世間の話題になるような5つの巨大企業が作ったものではなくて、人びとが作ったものになればどんなに素晴らしいかを見せてくれる」と語る。

同社は本社がニューヨークにあり、すでに同社独自のTeamsプロダクトの無料バージョンをベータで提供しているが、有料版も近く登場する。同社は昨年の7月に、Tiger Globalが率いるシリーズAで3000万ドルを調達した。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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