調査会社NPDの最新の調査が、2019年のスマートフォンの動向について私たちがすでに知っていることを確認している。消費者は、あまり頻繁にアップグレードしなくなっている。その結果ご覧のようにAppleやGoogleは傾いた船を立てなおそうと大慌てだ。以下しばらく、具体的な数字を見るのも悪くないだろう。
米国の携帯電話ユーザー3650名を調査した結果、その4分の1は今の機種を3年以上使い続けている。この層は、2年前に比べて18%増加している。一方39%は、現在の機種を2年以上使っている。
アップグレードサイクルが遅くなっているのは、高価格化、あまりぱっとした新機能がないこと、そして正直に言うと、今のよりも良いと言える製品がないせいだ。スマートフォンのメーカーは袋小路に自分を追い込んでしまった。上げ調子だったものがやがて横這いになり、その後下降をたどることはどの企業でも知っているが、変化が急激かつ深刻だったため、どの企業も無防備だった。
無論、5Gには光が見える。NPDによると、消費者の3分の2近くはその技術を知っている。それは去年の後半の数字だから、今はもっと多いだろう。そして、そんなデバイスがあれば買うかもしれない、は3分の1だった。いい数字だが、メジャーリーグの野球チームも、買えれば買いたいと多くの人が答えるから、あまりあてにはならない。
すでにサムソスン(Samsung)やLG、モトローラ(Motorola)などが5G対応機種を出しているし、実際に使える地域もちらほらとある。でも、もっとあちこちでユーザーを見かけるようにならないと、大普及は始まらない。
確かに5Gはスマートフォンの売上を再び押し上げるだろう。今は三途の川の岸辺でがっくりしているフォルダブル(画面を折り畳めるスマートフォン)も、5Gなら出番だ。でも企業が本気で自分の運勢を変えたいなら、トランプの言う6Gがいいかもしれない。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)