12月半ばのハードウェア停滞期に本格的に突入した。当然のことながら、主要なハードウェアメーカーたちは、ホリデーセールでの買い控えを恐れて、今後数週間は重要なものを発表する予定はない。そして来年初頭のCESが始まるやいなや、競争が一気に過熱するのだ。そしてそのあと1カ月ほどで、世界最大のモバイル見本市であるMobile World Congress(MWC)が開催される。
サムスンの次のフラッグシップの発表は、この両者の間のどこかで行われるはずだ。これは、1年全体を通した会社のトーンを決定するデバイスとなる。サムスンは、6か月ごとのフラッグシップ機リリースサイクル(Noteに続くSシリーズ)によって、より頻繁にアップデートを行うことができるが、それでもこの最初のリリースは、同社と業界の標準を大枠で決定付けるものだ。
次のフラッグシップ発表日は、2月18日が有力だと噂されている。もちろんこのタイミングは、納得できるものだ。サムスンは、最大の発表を行う場としては、MWC(および大規模な技術ショー全般)からは距離を置くようになっている。そうすることで、自社のデバイスにスポットライトが当てられ、数週間にわたってMWCのニュースがあふれることになる。デバイスは翌月には入手可能になると思われる。
名前について言えば、同社がこの機会に、Galaxy S11/S11+といった命名スキームから脱却すると考える理由はない。それで、他に信頼できる情報が得られるまで、私たちはこの名称を使うことにする。
最近発表されたSnapdragon 865は、多くの市場でデバイスに組み込まれることになるだろうが、その中でもGalaxy S11は、このフラッグシップSoCを組み込んだ最初のデバイスになるだろう。また、最近のレポートによれば、この構成が韓国本国を含む、さらに多くの市場で利用可能になることを予想していている。標準化された5Gの搭載も全面的に可能になるように思えるが、それは当初価格が、より法外に高価になることを意味するだろう。これは多くの市場でまだまだ展開にムラがある状況を考えると大きな飛躍だ。
スクリーンの内側に埋没した正面カメラの搭載がうわさされていいるが、今回はよりなじみの深いホール式のものが搭載されそうだ。OnLeaks提供のデバイスの予想モデルは、最新のNoteに似たデザインを採用している。ただしそれに加えて最新のiPhoneやGoogle Pixelよりもさらに集合体恐怖症(トライポフォビア)を誘発するデザインとなっている。カメラの隆起は実に巨大で、後部の印象を独り占めしている。
また8Kビデオとともに、あり得ない1億800万画素の超高画質カメラも噂されている。いずれにせよ、想像することが、再びこの製品ラインの主要な焦点になることは間違いない。また、バッテリーの順当な増強もある。
一方EVLeaksは、6.2インチまたは6.4インチのGalaxy S11e、6.7インチのGalaxy S11、そして巨大な6.9インチのGalaxy S11といった、さらに巨大なスクリーンの登場も予想している。もちろん、これから2月中旬にかけて、さらに多くのリークが登場する筈だ。乞うご期待。
[原文へ]
(翻訳:sako)