米国時間12月3日、サンフランシスコを拠点とする建設スタートアップのVersatile(バーサタイル)が、シリーズAで2000万ドル(約20億7000万円)の資金調達を行ったことを発表した。このラウンドは、InsightPartnersとEntree Capitalが主導し、既存の投資家であるRobert Bosch Venture Capital GmbH、Root Ventures、Conductive Venturesが参加した。
今回のラウンドは、2019年8月に行われた550万ドル(5億7000万円)のシードラウンドを含むこれまでの850万ドル(約8億8000万円)の資金調達に続くものだ。
URBAN-Xアクセラレータの卒業生であるVersatileは、クレーンに取り付けるために設計されたハードウェア部品を開発した。その見晴らしの良い地点から、建設現場全体のデータを収集し、分析することができる。
「測定できるものしか改善することはできません。Versatileは、ユーザーのために価値を創造しデータを使用して、仕事の現場を高速フィードバックループで制御された製造の現場に変えるために何ができるのかを探るために、様々なことを試しているところです」と、共同創業者でCEOのMeirav Oren(ミラブ・オーレン)氏はこのニュースとともに出されたリリースで述べている。
同社によれば、集めた情報を利用して、追加の現場資材情報と共に工事の進捗状況を示しつつ、あらゆる種類の潜在的なスペースの冗長性を発見することができるという。
現在、毎年約10兆ドル(約1038兆円)が建設に費やされているこの業界は、大口の投資に適している。特に、スペースの効率化を約束することができるスタートアップは有望だ。
Versatileによれば、今回のラウンドの資金は、同社の技術の可用性の向上と、ユーザー向けの追加AIコンポーネントの開発に費やされるという。
カテゴリー:ハードウェア
タグ:Versatile、建設、資金調達
画像クレジット:Versatile
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(翻訳:sako)