ソニーは、ペットロボット「aibo」の開発環境を2019年夏を目処に公開すると発表しました。
aiboの開発環境は、Web APIとして公開され、開発者やユーザー(aiboオーナー)が無償で利用できるようになる予定。開発環境を通して、aiboをロボットとして操作できます。23日に実施された発表会では、ビジュアルプログラミング言語「Scratch」と連携してアイボにティッシュペーパーを引き抜かせるデモンストレーションが披露されました。
aiboは犬のように自由に動き回って、触れ合いによって性格が変わっていくペットロボット。今回のAPI公開はそのコンセプトに反しているようにも思えますが、たとえば「玄関ベルの音を効くと玄関に駆けていく」といった動きはオーナーがプログラミングした方が手っ取り早く実現できるかもしれません。
なお、aiboはユーザーの顔を撮影したり、家の間取りを地図化したりする機能を備えていますが、Web APIではそのデータそのものにはアクセスできないようにするとしています。
ソニーでは今後、企業や団体、教育機関向けに連携機能のライセンス提供を行うとしています。
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Engadget 日本版からの転載。