Alphabet — かつてGoogleという名で知られた企業 — は今日(米国時間2/1)、かなり良い決算報告を発表した。今回初めて同社は、今や子会社となったGoogleの本体プロダクト以外の、“そのほかの事業”の、収益と損失を明らかにした。それらの事業があげた収益(売上)は2015年に4億4800万ドルだったが、それに対するAlphabetの営業損失は36億ドルだった。
“そのほかの事業”には、Alphabetが好んで‘月ロケット’(moonshot)と呼ぶ、自動運転車やCalicoヘルスケアプロジェクトなどの投機的な事業が含まれているが、一方でNestや Google Fiber、ベンチャーキャピタルのGV(元Google Ventures)とGoogle Capitalなどもある。
今日の決算報告によると、そのほかの事業で目下売上を稼いでいるのは、主にNestとGoogle Fiber、そして — 意外にも — Verilyだ。それは、元の名をGoogle Life Sciencesという。
“そのほかの事業”にはあまりにもいろんなものが含まれているから、残念なことに自動運転車だけ、とか、Project Loonだけのように、個別事業の収支は、少なくとも今回の決算報告からは、分からない。
しかしAlphabetは、上記の総売上と損失が、2014年には3億2700万ドルと20億ドルだった、と言っている。Googleは昨年、多くのプロジェクトを整理し厳選したはずだが、しかしそれでも、損失(ひいては経費)は増え続けているのだ。