Alphabetの“そのほかの事業”は、売上$448Mに対して損失$3.6B

google-car

Alphabet — かつてGoogleという名で知られた企業 — は今日(米国時間2/1)、かなり良い決算報告発表した。今回初めて同社は、今や子会社となったGoogleの本体プロダクト以外の、“そのほかの事業”の、収益と損失を明らかにした。それらの事業があげた収益(売上)は2015年に4億4800万ドルだったが、それに対するAlphabetの営業損失は36億ドルだった。

“そのほかの事業”には、Alphabetが好んで‘月ロケット’(moonshot)と呼ぶ、自動運転車やCalicoヘルスケアプロジェクトなどの投機的な事業が含まれているが、一方でNestや Google Fiber、ベンチャーキャピタルのGV(元Google Ventures)とGoogle Capitalなどもある。

今日の決算報告によると、そのほかの事業で目下売上を稼いでいるのは、主にNestとGoogle Fiber、そして — 意外にも — Verilyだ。それは、元の名をGoogle Life Sciencesという。

“そのほかの事業”にはあまりにもいろんなものが含まれているから、残念なことに自動運転車だけ、とか、Project Loonだけのように、個別事業の収支は、少なくとも今回の決算報告からは、分からない。

しかしAlphabetは、上記の総売上と損失が、2014年には3億2700万ドルと20億ドルだった、と言っている。Googleは昨年、多くのプロジェクトを整理し厳選したはずだが、しかしそれでも、損失(ひいては経費)は増え続けているのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。