Amazon、S3料金を最大22%、EBSを最大50%値下げ―新しいEC2インスタンス・タイプを提供

このところAmazonはほとんど毎月のようにAmazon Web Services (AWS)はサービスの値下げを行っている。今週はS3EBS値下げされた。これに加えてSSDベースの一般的用途のM3インスタンスが2種類、新たに提供された。

新インスタンスはミディアムとラージの2サイズで、料金は0.113ドルからスタートする。 M3は以前のM1を置き換えた高速なインスタンスだ。AWSがM3をリリースしたのは昨年だが、今回ミディアムとラージというインスタンスが新設された。Amazonによれば、CPUパワー、RAM、ネットワーク能力が適切にバランスされ、広い範囲のアプリケーションの実行に向いているということだ。

デフォールトの設定では、ミディアムは4GBのSSDストレージ、3.75GiBのRAM、1基のバーチャルCPUからなる。つまりCPUやメモリーに大きな負荷がかかるようなアプリケーションの実行には向いていない。ラージ・インスタンスは32GBのSSDストレージ、7GiBのRAM、2基のバーチャルCPUで構成される(下の表参照)。

これらの新しいインスタンスはAWS GovCloud以外のすべてのAWSリージョンで利用可能だ。

非常に巨大なストレージ容量を必要とするS3ユーザーに対し、Amazonはクラウドストレージの料金を劇的に値下げした。5000TB以上のユーザーについては22%の値下げとなる。それ以外のユーザーの場合はそれ以下の率だが、1TB以下でも11%の値下げだ(下の表を参照)。新料金は2月1日から適用される。

Elastic Block Storageでもストレージ容量、I/Oリクエス回数とも大幅な料金引き下げが行われた。 一部のリージョンでは最大50%の値下げになっている。こちらも2月1日からの適用。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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