Amazonがアプリの試用サービスTestDriveを閉鎖、アプリの無料化+アプリ内購入で稼ぐ、が一般化したので

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AmazonのAmazon Appstoreの、ほかのアプリストアにないアプリ試用機能TestDriveが、消滅する。この、購入前試用機能はAppstoreのローンチと並行して2011年の3月に導入されたが、クラウド上でAndroidをエミュレートすることにより、Webブラウザ上で‘アプリの試用感’を作り出していた。アプリのユーザ体験やコントロールは、ユーザが本物のAndroidの上で本物のアプリから得るものと、ほとんど変わらなかった。この、クラウド上の試用機能は、その後Androidフォーンからも利用できた。

Amazonによると、このサービスを閉鎖する理由は、利用が“大幅に落ち込んだ”ためだ。そして、無料でプレイできるゲームなどが増えたことを、要因として挙げている。

TestDriveできるアプリの多くはモバイルのゲームで、それは消費者が、実際に試してみてから買うか買わないかを決めたいと思うアプリの典型だ。でも最近のゲームのパブリッシャーたちは、アプリのダウンロードを有料にせず、仮想グッズなどのアプリ内購入でマネタイズする傾向になっている。消費者は、とりあえずダウンロードしてプレイしてみる、という行為を無料でできるようになった。だから、ほかの方法で試用する必要性が、なくなったのだ。

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今日まで16000のアプリがこのサービスを利用したが、圈域は合衆国国内のみ、とAmazonのWebサイトは説明している。そこに挙げられている数字を見ると、近年では利用するデベロッパが減少していることが分かる。2012年にTestDriveできたアプリの数が、ここに載っているが、その数字もなぜか16000だ。

利用しないデベロッパも多かったので、消費者にとっては、試してみたいけど試せない、というアプリも多くなった。試用機能があることを知らない消費者もいた。

機能が廃止になったのは4月15日からで、TestDriveできたアプリもこの日を境にできなくなった。それらのアプリがAppstoreから下ろされることはないしプロモーションの対象にもなる、とAmazonは言っている。TestDriveというオプションはAppstoreのクライアントアプリケーションからもなくなり、新たに提出されるアプリにも、もちろんない。

TestDriveは、当時としてはおもしろくて革新的な機能だった。それによってAmazonの、そのころできたばかりのAppstoreが、既存のGoogle PlayやiTunesに対して明確に差別化できた。

しかし最近では、上位のアプリストアはどこも、アプリのスクリーンショットやビデオなどで、試用に代わる手段を提供している。有料ダウンロードのアプリでも、ときどき無料化プロモーションで客寄せをトライしている…Amazon自身も。たとえば今週Amazonは、セール(売り出し企画)を開催してそこに26種のアプリを無料化して並べている。それらの単価の総額は105ドルにもなる。

また、Amazonが最近開始したAmazon “Unlocked”サービスは、TestDriveがかつてそうであったように革新的な試みで、アプリのAmazon Primeのように、有料アプリを無料で提供する。このように、アプリのプロモーションに関しては、Amazonの勢いが衰えたわけではない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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