AmazonのミネソタFCで労働者たちがデモ、会社は“彼らはうちの社員じゃない”と反論

昨日(米国時間12/14)の午後、ミネソタ州シャコピーのAmazonフルフィルメントセンターの外で、ソマリア系アメリカ人の労働者たちが、“われわれの声を聞け”(hear our voice)とシュプレヒコールしながらデモ行進をした。その数はソースによって異なるが、The Minneapolis Star Tribuneは約100名としている。

問題のある労働条件に関する報道が何年間も続いている同社にとって、これはもはやお馴染みの光景だ。今年の始めに、バーモント州選出の上院議員Bernie Sandersからの圧力で同社が、倉庫労働者の15ドルの最低賃金を採用したとき、Amazonの労働問題はその沸点に達した。

抗議者たちは不公平な労働条件と、約40%が東アフリカ出身である当地の労働者に対する配慮のない待遇を非難した。“われわれには安定した雇用が必要だ。われわれはロボットでなない”、ある従業員は地元のFox系テレビ局にこう語った。

この抗議活動は、ニューヨークの倉庫の従業員たちが組合結成の計画を発表した、その同じ週に起きた。クリスマスまであと10日というこのご時節はもちろん、オンラインリテールの巨人にとって都合の良くないタイミングだ。

同社のスポークスパーソンはGizmodoの取材に対して“失望感”を表明した: “今日のイベントに参加した人びとは大多数がAmazonとは無関係な人たちだ。Amazonの従業員の多くは今日、何千ものホリデーパッケージを顧客に送ることに忙殺されている。今日行われた、私たちのビジネスの生命線である献身的で勤勉な人びとを傷つける取り組みには、失望している。彼らは、今日もふつうに仕事をしていただけだ”、という。

そのスポークスパーソンはさらに言葉を続けて、同社の労働と安全性の実績、および有給の祈祷休憩の規則を弁護した。“祈祷休憩は20分以内なら有給であり、休憩を補償する生産性調整規則はない。20分を超える祈祷休憩も認められるが、その場合は生産性調整がある”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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