Amazonが新たなセットトップボックスFireTVを発表してから数時間しかたっていないが、われわれは実機に触れ新しいUIとコントローラーに慣れるのに十分な時間を与えられた。
Amazonは、FireTVの3大セールスポイントとして、スピーディーな性能、容易な検索、およびオープンなコンツンツコミュニティーを誇っている。
性能に関して、Amazonは確かに約束を果たした。
詳しくは正式なレビューに譲るが、現時点で例えば、”ASAP” (ユーザーが見そうなものを事前に読み込んでおくので、待たずにすむ)や、コンテンツのカテゴリーを高速にスクロールできるといった機能は、すばらしく快適だ。大げさではない。
私はRokuのハイエンド機や、SamsungのSmartTV、さらにはApple TVを持っているが、こんなに早く動くメディアプレーヤーを見たことがない。
これは「ロード中」の画面が出ないという意味ではない。 アプリのダウンロードはすぐに終るが、ASAPのリストに入っていない番組はロード処理が必要だ。
検索に関して、Amazonは音声コントロールでこれを解決しようと試みた。新たなAmazon FireTVコントローラーはBluetoothを装備しているので、どこかに向ける必要はなく、内蔵マイクを使って好きなタイトルやジャンルを選べる。これまた、実にスムーズに働く。
リモコンのマイクボタンを押し、検索クエリをしゃべるだけで答が返ってくる。速い。タイプするより簡単。頭を使う必要なし。ブラボー、Amazon。
最後に、コンテンツ。AmzonのFireTVには、間違いなく山ほどのコンテンツがある。Netflix、Hulu+、WatchESPN、Showtime、Pandora、さらにはFireOSエコシステムの何千というゲームも。しかし、HBOGoが抜けているのは、私にとって購入決断を渋らせる理由の一つだ。Roku、Choromecast、Apple TVのいずれでも、GirlsとGame Of Thronesを見ることができる。
UIに関しては、まだ態度を決めかねている。新しいものには必ず慣れが必要だが、左側の2段パネルのFireTVオプションとオプション毎のカテゴリーは、混乱する。
ゲームの話に戻ろう。Amazonは、FireTVと組み合わせてゲーム体験を作った。リモコンの他に、専用ゲームコントローラーまたはスマートフォンやタブレットのアプリも使用できる。
これが、多くの人にとってセールスポイントになるかどうか私にはまだわからない。ゲームが重要な人は、ゲームコンソールを買うだろう。もしゲームが第2優先なら、スマートフォンかタブレットでゲームをプレイできる。この隙間を攻めるのは困難ではあるが、Amazonのオリジナルゲームは、なかなか魅力的に感じる。
要するに私の第一印象は、ゲームコントローラーやゲーム機能は、このデバイスを買う理由にはまずならないが、セットトップボックスの興味深い付加要素にはなるかもしれない。
FireTVの価格は99ドルで、別売のゲームコントローラーは29.99ドル。HDMIケーブルは含まれていない。
近いうちにフルレビューをお送りする予定だが、それまでの間この短いビデオを楽しみながら、お気に入りのストリーミング体験を模索してほしい。われわれも解明していくつもりだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)