今日(米国時間11/12)のAWS re:InventカンファレンスでAmazonの役員が、NoSQLデータベースDynamoDBは今では一(ひと)月に数兆のリクエストに対応している、と言った。なお、AWSのもう一つのNoSQLデータベースSimpleDBは、 AWSのプロダクトページから姿を消している。世界最大のクラウドサービスは、今後NoSQL DBをDynamoDBに一本化するつもりだろう。
その役員、AmazonのJames Hamiltonが見せたスライドには、DynamoDBの成長の軌跡が描かれている。月間リクエスト数は、2月の1.2兆から10月には約2.2兆になった。しかもそれは、一つのリージョンの数字だ。
DynamoDBは2012年にローンチし、NoSQLデータベース市場で早くも先頭集団を走っている。SSDを使っているので高速であること、使い方がシンプルであること、高性能でしかもインターネットに対応した十分なスケーラビリティが、好調の原因だ。
最近までAWSは、SimpleDBをほかのデータベースと一緒にリストに載せていた。 Amazon RDS、Amazon DynamoDB、Amazon ElastiCache、そしてAmazon Redshiftが‘ほかのデータベース’だ。今では、所在を知ってる人か、検索して見つけた人しかアクセスできない。
AWSがSimpleDBをローンチしたのは2007年で、性能やスケーラビリティの要求が高くないユーザには十分利用できた。
その後Amazon DynamoDBが市場に闖入し、MongoDBやCassandraなどNoSQL DBの既存勢力を脅かし始めた。
SimpleDBの今後についてAWSに問い合わせたが、まだ回答はない。しかし、今日明日突然に消えてなくなることは、ないだろう。
一方DynamoDBは、トップクラスのNoSQLデータベースサービスとして、上述のように利用が増大している。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))