AmazonのPrime Rewards Visaカードを所有するプライム会員は、Whole Foodsでのカード利用で5%の返金を受け取る

既にAmazonは、買収した食料品チェーンWhole Foodsの買い物客に向けての割引を実施している。また、Whole Foodsの店頭にTreasure Truck(特売サービストラック)を派遣し、さらにプライム会員のためにWhole Foodsの食料品を配送し始めた。 そして今度は、Amazon Prime Rewards Visaカードを使って買い物をした場合には、Whole Foodsで買い物をするPrimeメンバーに、5%の返金サービスを提供する。

同社によれば、このサービスはWhole FoodsとChaseの協力の下に提供されるものである。Whole Foodsで対象のカードを使って買い物を行うと、Whole Foodsから返金が行われる。非プライムメンバーの場合は、Whole Foods Marketの購入金額の3%が返金される。非プライムメンバーはまた、Amazon.com上のすべての購入で3%の返金を得ることができる。そしてすべての対象カード所有者はガソリンスタンド、レストラン、そしてドラッグストアでは2%の返金、それ以外の購入では1%の返金を受け取ることができる。

カードを持っているプラ​​イムメンバーはすでにAmazon.comで5%の返金を受けていたが、返金対象がAmazon.com以外からの購入にまで拡大されたのは、今回が初めてだ。

Prime Rewards Visaカードは、1年以上前に、Amazonのサイトでの購入を奨励し、購買客たちを年会費99ドルのプライム会員に勧誘することを狙って導入された登。このカードは、Amazonによる ペイメント業界への最初の参入ではないが、それ以前のものはすべてAmazon.comでの購買を対象にしたもので、オフラインの購買に向けてのものではなかった。

このカードのその他の特典としては、年会費なし、旅行時あるいは海外商品購入時の外国為替手数料なし、旅行保険、年中無休24時間対応、免責額ゼロ、そして返金額に上限はなく、その返金の失効期限はない。

Whole Foodsの買収後、Amazonは同ストアでの価格を引き下げることを約束し、プライムメンバーは特別な割引やその他の店内特典が受けられると公表してきた。それらの約束は全店での価格引き下げという形でただちに実現され、そしてさらに、感謝祭の七面鳥バレンタインのバラなどの、季節限定割引を提供している。

しかし両社の統合に困難がなかったわけではない。

Amazonが導入を強制した新しい在庫管理システムによって、商品棚には欠品が生じ、Whole Foodsの従業員は、Amazonがいかに新しいやり方を押し付けて、チームの士気をくじいたかを詳しく語っているBusiness Insiderのレポートによれば、人びとは「泣き」、その結果辞めていったということだ。

こうした種類の問題は、まだ解決途上であり、新しいキャッシュバックカードでは対応できない部分の店舗の販売に、影響を与える可能性がある。しかし、それでもWhole Foodsで定期的に買い物を行うカード会員にとっては、この特典は歓迎されることだろう。

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(翻訳:sako)