Amazon株、時間外取引で下落。予想を下回る業績と弱気の予測が原因

今日(米国時間1/30)の株式市場閉鎖後、Amazonは第4四半期の業績を発表した。売上は255.9億ドル、1株当たり利益(EPS)は0.51ドルだった。同期の経常利益は0.51億ドルで、対前年比26%増だった。

ウォール街は、Amazonの売上を260.6億ドル、EPS 0.66ドルと予測していた。つまりAmazonは、GDPの伸びる四半期において、売上と利益の両方で期待を裏切った。

通常取引で、Amazon株は非常に好調で5%値を上げた。時間外取引では8%近く急落した。ちなみにAmazonの予測EPS成長率は200%以上たった。

失望させる収支にもかかわらず、同社は楽観的だ。「Amazonの顧客にとって今は良い時だ」とファウンダー・CEOのJeff Bezosが収支会見で言った。

直前の四半期でAmazonは、売上170.9億ドル、EPS マイナス0.09ドルだった。同社にとって2期連続の損失だった。3Qと4Qの売上差は、毎年Amazonにとって好機であるホリデーシーズンが含まれるかどうかによる。。

1年前の同四半期、Amazonの1株当たり利益は0.21ドルだった。

2013通年では、Amazonの売上は744.5億ドル、前年比22%増だった。同期間の経常利益は10%増の7.45億ドル、年末の現金および現金相当保有額は86億ドルだった。

Amazon株が通常取引で400ドル以上にはね上がったのは、おそらく昨日発表されたFacebookの期待以上に好調な業績が理由だろう。Twitterも堅調に8%値を上げ、同じ風に乗っている。しかし数字が出された今、あの楽観的予想は見当外れだったようだ。

次の四半期に関してAmazonは、売上182~199億ドル、前年比13%増と予測している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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