Amazon Echoの優れた音声認識機能をそのほかのデバイスメーカーも利用できる

Amazonは、Echoの優秀な音声コマンド認識機能を支えている技術を、サードパーティのデバイスメーカーにも使わせる気だ。たとえばそれは、騒音の多い部屋でもユーザーの音声を拾えるためのマイクロフォンの配列や、起動語を認識するAmazon独自のソフトウェア、大きな開けっ放しの部屋でバックグラウンドノイズを減らし、エコーを相殺する技術、などだ。

技術の提供は開発キット(development kit)の形で行われるが、完全解禁ではない。利用の申し込みはWebサイトから行うが、審査に通った外部OEMが招待制のみでキットを使用できる。

Amazonはそのキットが“主なチップセットと互換性がある”、と言っているが、名前が挙げられているのはARM Cortex, Intel x86, Raspberry Pi, そして“その他”だ。そのねらいは、パートナーたちがもっと早く、自分たちのデバイスにAlexaの機能を実装できることだ。Amazonはすでに同社のAlexa Voice Services事業で、その姿勢を見せていた。

でも、音声をユーザーインタフェイスとするインターネット接続デバイスを作りたければ、ぜひ、このキットの使用を申し込むべきだ。今年のCESでは、至るところでAlexaが使われていたし、今後はさらにますます、支配的なプラットホームになるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))