Amazon Primeは今やAmazonの速達便のことだが、その年間速達料金は99ドルもする。荷物を早く受け取れるだけでなく、ビデオコンテンツなども普通便より早く見られる。これに慣れてしまうと、しかし、脱(ぬ)けられない。
最近のPrime特典は、会員限定Dashドングルのプロモーションだ。特定の品物の注文が簡単にできる小さなハードウェアだが、最初の一時期をのぞいては、これも4ドル99セントでユーザが買うのである。
たとえば、トイレットペーパーをいつも簡単に注文したい人は、Cottonelle Dashをトイレに常備しておく。早いとはいっても、近くのコンビニに行くほど早くはないし、昼寝しているところを配達に起こされるかもしれない。それらすべてがOKなら、良い買い物かも。おっと、トイレットペーパーのブランドは、もちろんCottonelleのみだ。
そのほかに、上図のように、洗剤のTideとペーパータオルのBounty用のDashボタンがある。どれも4ドル99セントで買うんだよ。これらのブランドだけを買うために。
同じ物をもっと多く買うためにAmazonに金を払うとは、なんとすばらしい企画だ。天才的な悪魔にしか発想できないよ、こんなの。これまでありえなかった、クールな技術ではあるけどね。
エイプリルフールのジョークかな? 違う、今は7月だ。
本物のフール(馬鹿者)のジョークだよ!
こんなものは、各ブランドのプロモーションとして、無料で消費者の手に渡るべきものだろう。しかも、Prime会員に限定しない方が得じゃない、ブランドにとって。それでなくても、最近はみんな、Amazonでお金を使いすぎだ。こんなくだらない物に4ドル99ドルを喜んで払う人は、トップクラスの使いすぎ人種だね。
〔訳注: これらブランド品目特定Dashボタンで買うと、ふつうにAmazonで(Primeで)買うよりさらに安いのか、そこが、よく分かりません。〕