Android版Chrome、全画面モードを追加、オムニボックスからの検索を簡易化。iOS版にも音声検索追加へ

Chrome 27のデスクトップ版が昨日公開され、今日(米国時間5/22)Googleは、Andorid版Chromeもバージョン27にアップデートした。デスクトップ版のアップデートは主として性能改善だったが、Android版には新機能がいくつか追加された。一番大きいのは、スマートフォンの全画面モードだろう。iPhoneアプリ(あるいはかつてのAndroidブラウザー)と同じように、スクロールダウンするとツールバーが消える。

さらにこのバージョンでは検索体験がいくらか簡易化された。オムニボックスから検索した際「検索クエリがオムニボックスに表示されたままになるので、編集が容易になり、検索結果の表示が増える」とGoogleは言っている(下図参照)。

Googleでは類似の機能をデスクトップ版Chromeでも実験している。これは、オムニボックスを事実上Google.comの検索フォームに変えるものだ。これまでは、表示を検索結果のURLに切り替えてから、検索結果ページ上に検索インターフェースを再現していた。デスクトップでは、新しいやり方はいつも私を混乱させるのだが、画面サイズの制約を考えれば、これでスクロールせずに検索結果を何行か余計に表示できるのだろう。

他にこのアップデートで加わった新機能には、クライアント側認証(企業のイントラネットに接続する際によく必要になる)とタブレット版でのタブ履歴(戻るボタンの長押しでタブ履歴を見ることができる)がある。

iOSはどうなるのか?

iPhoneおよびiPad版Chromeにも近々音声検索が追加されると今日Googleが発表した。公開は数日以内の予定で、ユーザーは「ローマの天気は?」「サンアントニオからダラスまでは何マイル?」などの質問ができるようになるだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。