Android版Google翻訳がオフライン・モードに対応、日中韓の縦書文字認識、サポート言語は50ヶ国語に

Google翻訳は外国を旅行するときたいへん便利なツールだが、残念ながら1つ大きな欠点があった。外国を旅行しているときには往々にしてインターネット接続が確保できない。もちろん翻訳ツールは他に無数に出ているが、Android版の最新のGoogle翻訳(2.3+)50ヶ国語のオフライン言語パッケージをダウンロードできる機能が付加されたのはAndroid携帯とGoogle翻訳のユーザーにとって朗報だろう。

ユーザーはアプリのメニューから[オフラインの言語] を開き、サポートされている言語から翻訳元と翻訳先の言語をそれぞれタップしてダウンロードする。Googleによればオフライン版はオンライン版に比べていくらか簡略化されているというが、それでもオフラインでは使えないよりずっとましだ。

GoogleはiOS版の翻訳アプリも提供しているが、オフライン・モードが今後サポートされるのかどうかは明らかにされていない。

今回のアップデートの目玉はオフライン機能だが、それ以外にもこのバージョンだは日本語、中国語、韓国語の縦書のカメラによる文字認識がサポートされた。Googleは昨年8月にカメラによる文字認識のサポートを開始し、昨年12月には日本語、中国語、韓国語の横書きの認識ができるようになった。

翻訳は近く製造が開始されるGoogle Glassにとってキラー・アプリの1つになる可能性がある。Google翻訳チームは間違いなくすでにGlass対応の準備を進めていることだろう。Google翻訳チームのJosh EstelleはGlassユーザーで、GoogleのGlassプロモーション・ビデオに一瞬写る

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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