Android NのデベロッパープレビューがGoogleの自社製機を初めて超えてSonyのXperia Z3へ

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GoogleとSonyが今日(米国時間4/21)、SonyのXperia Z3でAndroid Nのデベロッパープレビュー使える、と発表した。今それは二度目のベータだが、Googleの自社製機と、同じく標準のAndroidを使っているGeneral Mobileの4G機Android One以外で使えるのは、これが初めてである。

Sonyはもともと、同社の製品にOSの最新アップデートをいち早く載せる、という方ではない。Android Marshmallowも、それがZ3に載ったのはやっと先月だった。また同社は、(他社ほどではないが)OSをカスタマイズすることが多い。しかもZ3はもはやSonyの旗艦機ではないから、そこにAndroid Nが来るのも興味深い。おそらくこれは、Sonyは今後Androidのアップデートをやっていくぞ、という前触れなのだろう。

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しかしGoogleの自社製機の場合と違って、Nのプレビューにオンラインで登録してアップデートをOTAで行うことはできない。まずプレビューをダウンロードしてから、マニュアルでデバイスをフラッシュしなければならない。そしてそのあとは、OTAによるアップデートがSonyから提供されるようになる。

今回のアップデートにより、Android NデベロッパープレビューをインストールできるのはZ3, Nexus 6, 6X, 6P, Nexus Player, Pixel Cタブレット, そしてGeneral Mobileの4G(Android One)、となる。

ぼくはAndroid Nを、ローンチしたその日からPixel Cで動かしているが、すでに意外なほど安定している。しかし、数秒フリーズすることがたまにあるし、一部のサードパーティアプリはまだまったく動かない。プレビューを試してみたい人は、この点に気をつけてほしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

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