AppleのAirPodsが発表されるや否や、世間はどうやって失くすかを想像して盛り上がった。さて、改定された公式iPhone修理サービス料金ページによると、AirPodの片方あるいは充電ケースを失くした(あるいは壊した)場合、Appleは69ドルで交換に応じる。AirPodsの1年間保証の範囲外でバッテリーに問題が生じたときのサービス料金は49ドル。MacRumorsが報じた。
このワイヤレスヘッドホンは、Appleの新型W1チップを使って様々なiDeviceとシームレスに接続する。価格は159ドルで現在予約受付中だ。
69ドルというのは、このちっぽけなワイヤレスイヤホンに払う金額として法外にも思えるが、Appleがこうすることによって、ヘッドホン市場全体が前進するための良き前例になればすばらしい。ワイヤレスヘッドホン市場への参入者はまだごく少数だが、私の知る限り片方の交換に応じているメーカーはない。もし落としてしまったときは、恥をしのんでヒモ付きヘッドセットに戻るか、大枚をはたいて新品を買うしかない。
AirPodsは片方だけでもiデバイスと接続できるので、失くした後も交換品が来るまで残った一つを使い続けることができる。
ワイヤレスヘッドホンは、まだライフサイクルが始まったばかりなので、それを支える技術も手探り状態でまだ価格も高いが、こうして交換についての重要な基準をAppleが設定したことは、まだ少々懐をいためるとはいえ、すばらしい先例と言える。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)