Appleは2014年の広告売上で他を圧倒した。Opera Mediaworksの最新調査によると、Androidが広告インプレッションで史上最高を記録し、市場全体をリードしているにもかかわらず、この結果となっている。Androidは、BlackBerryや多機能携帯電話等の旧プラットフォームの犠牲によって成長している。つまり、Androidが伸びてもAppleは縮小せず、iOSベース端末は裕福なリッチメディアやビデオベースの広告キャンペーンで未だに明確なリーダーを続けている。
Operaによると、Androidは2014年にモバイル広告トラフィックの62.69%を占めた。一方iOSは27.18%だった。しかしiOSは、モバイル広告売上および収益化の51.67%を構成し、インプレッション全体で大きくリードしているAndroidは41.20%に留まっている。Opera Mediaworksはこの理由の一つとして、Androidの成長源を挙げている。iOSは、先進国および西欧市場で依然としてトップを走り、Androidは途上国に供給してきたプラットフォームからの移行を中心に成長した。
さらに注目すべきことがある。AppleのiPadは引き続き売上の大きな部分に相当し、トラフィック全体では5%以下ながら、売上では13%近くを占めている。iPod Touchでさえ、未だにBlackBerryとWindows Phoneを合わせたよりも売上は多く、わずか1.5%未満というAndroidタブレットの売上シェアに迫りつつある。
Opera Mediaworksは、ゲーム部門が2014年にインプレッション、売上シェア共に大きく成長し、音楽、ビデオ、メディアという過去3年間トップ3を守ってきた部門を追い落とす勢いであるという結果も伝えた。
Appleの前四半期の爆発的なiPhone販売は、今後もモバイル広告の売上を同社がリードする幸先のよい兆候であり、iPhone 6 と 6 Plusの大画面は、iOSユーザーが既に感化されつつあるリッチメディアやビデオ広告などのより高収益な広告フォーマットを後押しするだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)