Appleが中国に新しい研究センターを設立、投資額は5億ドル

Appleは世界中に研究センターを設立することで、ローカルな才能を活用しようとしている。MacRumorsで伝えられたように、Appleは中国のウェブサイト上で、上海と蘇州に2つの新しいR&Dセンターを設立することを発表した。

35億元(5億ドルを少々上回る)の投資はAppleにとって重要な投資になるだろう。同社はすでに、北京と深圳の研究センターについての発表も行っている。このため、中国には合計4つのセンターができることになる。Appleはまた、フランス、イスラエル、英国、日本、そしてスウェーデンにチームを持っている。

Appleによれば、そうしたエンジニアたちの一部は、サプライチェーンの改善に取り組むと述べている。ほとんどのAppleの製品は、中国で製造されている。そして1年に何千万台ものデバイスを出荷することを可能にする、世界最高のエレクトロニクスエンジニアの一部もまた中国に住んでいる。

中国のローカルチームを通して、中国の独特のプロトコルと仕事を進めた方がやりやすいということもあるだろう。Appleは、そのデバイスが、中国のすべてのネットワーク上で動作することを確実にする必要がある。

なので、Appleが自分自身で研究センターを構築し、中国の地元企業との単なる提携関係から先に踏み出そうという動きは、ロジカルなものに見える。こうすれば、Appleは大地にしっかりと立ち、両方の良い部分を手に入れることになる。

また副作用として、Appleは中国経済に投資する意思があることを示すことになる。それは自身が好意を寄せるに足るものであることを、中国政府に納得させるための有力な方法だ。

Appleは既に、中国国内で多数の店舗を展開している。Appleはまた、Oppo、Huawei、そしてVivoに続く、中国第4のスマートフォンメーカーである。中国はAppleにとって重要な市場であり、今日(北京時間17日)の新しい研究センターに関する発表は、再びそれを証明するものだ。

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(翻訳:Sako)