Appleは今日(米国時間10/29)のThe New York Timesに載せた声明で、‘ごく一部の’iPhone 5sに、電池寿命が短くなる製造上の問題がある、と述べている。これまで同機の電池寿命はiPhone 5とほぼ同等とされ、一般ユーザによるテストも、iPhone 5と同じかやや良い、と実証していた。
Appleの広報が発表したその声明は、これまで発売されたiPhoneのごく一部にその欠陥がある、と言っている。その部分を、Times紙から引用しよう:
“きわめて少数のiPhone 5s製品に、電池の充電時間が長かったり、電池寿命が短くなる、製造上の問題を発見しました”、とAppleの広報のTeresa Brewerは言った。“問題の製品を保有するお客様にはそのことを伝え、代替機をお届けいたします”。
同紙の記事によると、Appleの言う‘きわめて少数’とは数千台のことらしいが、Appleは正確な数字を公表していない。Appleが5sをローンチした週に売ったiPhone5s、5c、4sの合計台数はおよそ900万だ。
iPhoneはユーザが電池を交換できないので、電池寿命がとくに重要だ。一般的にiPhoneの電池寿命は、同サイズの他社機と比べて遜色のないものだ。ただしMotorolaやSamsungなどには、特殊なデザインによって大きくて厚いバッテリーパックを詰め込んだ、電池寿命の長い機種がある。
Apple製品の電池寿命も、すごくはないにせよ、まあまあだから、評判を落としたくない同社としては、この事態を早期に収拾したいだろう。しかも運良く、この悪いニュースの発表は、本誌ではiPad Airのリビューよりも前に載った。
本誌は今Appleに、その後の情報について問い合わせている。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))