Apple(アップル)は米国時間4月20日、Apple M1チップ搭載24インチiMacを発表した。カラーバリエーションとしてグリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーの7色を採用している。直販価格は、Apple M1のGPUコア数により違いがあり、8コアCPU/7コアGPU版が税込15万4800円から、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円からとなっている。4月30日から注文を受け付け、5月後半に発売する。
- 8コアCPU/7コアGPU版Apple M1モデル:税込15万4800円から。256GB SSD。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。Magic Keyboard。カラーバリエーションはブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色のみ
- 8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデル(256GB SSD):税込17万7800円から。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。USB 3ポート×2、ギガビットEthernet。Touch ID搭載Magic Keyboard
- 8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデル(512GB SSD):税込19万9800円から。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。USB 3ポート×2、ギガビットEthernet。Touch ID搭載Magic Keyboard
24インチiMacは、8コアCPU/7コアGPUまたは8コアCPU/8コアGPUのApple M1チップを搭載。どちらも16コアNeural Engineを内蔵している。
21.5インチiMacの標準的なモデルに比べてCPUパフォーマンスが最大85%高速化、またGPUパフォーマンスが特定のアプリケーションで最大で2倍高速化したという。最速の21.5インチiMacの最もパワフルなディスクリートグラフィックス(外部GPU。dGPU)より最大50%速くなっているそうだ。これは、Apple M1チップ(8コアGPU)搭載24インチiMac試作モデルと、Radeon Pro 560X(4GB GDDR5)を装備したIntel Core i5-8500B(6コア/3.0GHz)搭載21.5インチiMacを使用し、2021年3月にAppleが実施したテスト結果という。
メモリーは8GBで、16GBに変更可能。ストレージは256GB SSD。8コアCPU/7コアGPUの場合、512GB/1TB SSDに変更可能。8コアCPU/8コアGPUの場合は512GB/1TB/2TB SSDに変更できる。
ディスプレイとしては、最大解像度4480×2520ピクセル(218ppi)の24インチ4.5K Retinaディスプレイ採用。色域は色域はDCI-P3準拠。最大輝度500nit。周囲の光環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを動的に調整するTrue Toneもサポート。
また新たに、1080p FaceTime HDカメラを搭載。Apple M1の画像信号プロセッサー(ISP)と連携することで、各ピクセルを分析して補正するなど画質を向上させられるという。またM1のNeural Engineと連係して露出とホワイトバランスを調整するため、どんな明るさの場所でも美しく撮影できるとしている。
無線機能は、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0対応。接続端子としては、DisplayPort/Thunderbolt 3/USB 4対応のUSB Type-Cコネクターを採用。
またキーボードは、Magic KeyboardまたはTouch ID搭載Magic Keyboardを利用可能。Touch ID搭載Magic Keyboardの場合、キーボード上の専用セキュリティコンポーネントがApple M1のSecure Enclaveに直接つながり、エンドツーエンドで指紋データを守るため、暗号化されたチャンネルを形成する。Touch IDはファストユーザスイッチにも利用可能で、指で押すだけで違うユーザーのプロファイルに変更できる。
24インチiMacのサイズは54.7×46.1×14.7cm。重量は、8コアCPU/7コアGPU版Apple M1モデルが4.46kg、8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデルは4.48kg。
画像クレジット:Apple
関連記事:iPhone 12 / 12 miniに新色パープルが追加