Apple Musicの登録者が1000万人を越えた。Financial Timesが報じた。この数字は、10月にCEO Tim Cookが明らかにした有料購読者数650万の50%増であり、成長の速さを示している。
Appleは昨年6月にこの音楽ストリーミングサービスをスタートし、3ヶ月間の無料トライアル期間を設けた(Android版Apple Musicは11月に公開された)。登録を解除しなかったユーザーは、月額9.99ドルを払って有料購読者になる。
同じくデジタル音楽プラットフォームであるSpotifyは、現在2000万人以上の有料メンバーを持っている。両サービスとも同じような価格で無制限のストリーミングを提供している ー Spotify Premiumの料金は月額10ドル。
これもオンライン音楽サービスのPandoraには月間アクティブユーザーが7800万人いるが、有料購読者はわずか390万人だけだ。しかし、サービス内容は根本的に異なり、Pandoraはカスタマイズされたラジオを聴くことに焦点を絞っている。
これまでAppleはデジタル音楽の世界で競争力を維持するために様々な試みを行ってきた。ストリーミングサービスがiTunesのビジネスを奪いはじめた今、Apple Musicはオンラインリスニング分野の牙城を守るための方策のひとつだ。
Appleは2014年にBeats Electronicsを30億ドルで買収し、同年秋にBeatsの名前を冠したサービスを閉鎖した。
Appleは、コメントの要求に返答していない。