Appleは、iPhone 4S以降のiPhoneに塔載したBluetooth LEテクノロジーを活用して、Apple TV 3Gの自動セットアップを可能にした。iOS 7が動作しているデバイスでApple TVにタッチするだけで、最新Apple TVのWiFi、Apple Storeその他の設定ができる。
つまりこれは、AppleがiBeaconとして説明しているものと類似のテクノロジーを使っている、ということになる。
この「ワンタッチ」設定は、TUAWの読者、Aaron Gが発見して今日記事に書いた。Appleのヘルプドキュメントには、BlueTooth LEが利用されていることが示唆されている。AppleがiBeaconプロトコルに利用している技術だ。
これは、Apple TVを、iBeaconテバイスに変えるものではないが、使われているテクノロジーは似ている。
この機能を使うには、iPhone 4S、iPad 3G、iPad mini、または第5世代以降iPod touchのBluetoothをオンにする、次に、設定画面が表示されているApple TV 3Gを、デバイスで「タッチ」する。両デバイスはアウト・オブ・バンド・ペアリングモードに入り、iOSデバイスにApple IDを入力するよう促される。
この後Apple TVは自動設定され、あのガムのようなリモコンでApple IDとWiFi情報を打ち込む超面倒なプロセスを回避できる。Apple TVのバージョンは 6.0以降、iOSデバイスは7.0以降が必要。
ヘルプにBluetoothをオンにする必要があると書いてあるという事実は、これがAppleが必要以上前からデバイスに塔載してきたあの技術に基づいている、という決定的証拠だ。Appleは、Bluetooth LEをかなり前からデバイスに内蔵させており、iBeaconサポートは最新のiOSおよびApple TVソフトウェアに組み込んだ。
本誌が新しい設定手順を試したところ宣伝通りうまくいった。ただし物理的接触は必要なく、最大20センチ離れていてもペアリングできた。これはiBeaconのレンジングというプロセスの一部と一致している。デバイスをApple TVに「タッチ」しろという指示は、確実に近づけるためだろう。
というわけで、これはまだ “iBeacon” ではないが、いずれそれが登場した時にはよく見かける風景になることは間違いないだろう。
iBeaconの詳細については、Estimoteの記事を参照された。Bluetooth LEを使って、小売店が店内の位置を利用して客と対話するためのハードウェアだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)