Apple Watchでフォーム改善、Clipstroならリモートでスポーツの残像動画を撮影できる

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ここのところ毎日ように「○○○がApple Watch対応!」というプレスリリースを受け取っている。24日のApple Watch発売に向けて業界全体の盛り上がりを感じているわけだが、一方で1年近くAndroid Wareで通知系アプリやニュースアプリなど、ひと通り触って飽きたぼくとしては割と冷めた感じもあるのが正直なところ。

そんな中、なるほどこれはウォッチ向けだなと思うアプリが出てきた。

Splyzaが開発する「Clipstro」(クリプストロ)は、iPhoneやiPadで、残像動画(ストロボモーション動画)が撮影できる360円の有料アプリだ。5秒間撮影するだけで、体操やフィギュアスケート、陸上競技のテレビ解説に出てくるような残像動画を自動で生成してくれる。

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Splyza代表の土井氏によれば、テレビの解説で利用されるソフトウェアは数十万円する動作解析ソフトで、手作業による編集工程もあるのだとか。プロスポーツやオリンピックスポーツのコーチング、大学のスポーツ科学の研究室などで利用されているものも同様。それがiPhone/iPadのアプリでできる、というのがClipstroだったわけだが、それがApple Watchに対応すると以下のようになる。

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つまり、iPhoneを三脚にセットしてしまいさえすれば、友だちやコーチに撮影をしてもらわなくても残像間隔などパラーメーターの調整や撮影、撮影後の映像の確認といったことができてしまう。ウォッチの画面は小さいので、実際の映像によるフォームの確認はiPhoneやiPad上でやることになることになりそうだけど、1人でコツコツ取り組むスポーツでのフォーム確認とか、ソーシャルでシェアしたいエクストリーム系なトリックのセルフィー映像の撮影にはぴったりかも。

snowb例えばゴルフのフォーム確認だとか、スノボのトリック撮影だとか、そういった用途だ。こういうリモート操作・確認の手段がない状態だと、設定(iPhone)→撮影(iPhoneから離れる)→確認(iPhoneを見に行く)と撮影のプロセスが煩雑になる。単なるリモコン撮影だと、ちゃんと撮れたかどうかをやっぱり撮影デバイスで確認することになるので、これはスマートウォッチの応用として面白い。

もともとClipstroのウリはiPhoneのカメラをパンしてパノラマ映像を撮影したとき、手ブレや位置情報をソフトウェア的に補正して円柱に投射する、その画像処理技術にあったので、実は三脚に固定するとメリットが薄れる。とはいえ、Apple Watchは動画再生をサポートしないので、こういうユースケースを実現するアプリとしてのClipstroは、やっぱり良さそうだ。Clipstroでは残像動画を1枚の静止画にしてApple Watchで確認できる。

ちなみに、Clipstroは2014年7月末のリリースで、現在までに4万ダウンロードとなっている。子どもや動物を撮るといった想定していなかった使われ方も少なくないそうで、iPadの写真/ビデオカテゴリでは、日本、スペイン、オーストリア、デンマーク、チェコなどで1位を獲得したことがあるという。

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TechCrunch Japan

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