Apple Watchは見事な技術の結晶だが、欠点もある。中でも気になるのは: スマートフォンを持たずに外出した場合、自分の腕にあるスマートウォッチが急に、やや無能になってしまうことだ。近くにiPhoneがなければセルネットワーク上のデータ通信ができないから、メッセージや音楽などを取り出せない。
しかし、最近聞こえてくるひそひそ話によると、それが変わるらしい。
Bloombergにいつもよく当たる記事を書いているMark Gurmanによると、次のApple WatchはIntelのチップによりLTE内蔵になり、年末に発売される。
“でもさぁ”、と思わず言いたい人がいる。“スマホはいつも持ってるから、そんなの要らないじゃん?”。
たしかにそうだが、それは、持たなければならないから持ってるのだ。そうしなければ友だちは、あなたが死んだと思うかもしれない。でもこれからは、ビーチやジムやランニングに出かけるとき、スマートフォンを家に置いておける。しかもジムでは、スマートフォンがなくてもいろんな装備と通信して、あなたの‘成績’などが分かる。
でも、まだ詳細がわからないから、疑問も多い:
- 電池寿命。Apple Watchの電池寿命は徐々に良くなっているが、まだ満足ではない。セルネットワークへの接続が加われば、悪くはなっても良くはならない。どんな対策を取る気か? John Gruberは、ウォッチのサイズを大きくして大きな電池を入れる説だ。
- LTEチップは特製のApple Watchモデルか?それとも現行のハイエンド機か? iPadのプレミアムオプションのときを思い出すと、たぶん後者だろう。
- それは完全に別立てのデータ契約になるのか? それともAppleとの契約で既存のデータ契約の一部になるのか?