AWSのEC2が秒単位の課金制になった…GCPやAzureの分単位課金に対抗だ!

2006年にAmazonがAWSのクラウドコンピューティングサービスEC2立ち上げたときには、時間制の課金が画期的に感じられたが、でもそれは、端数がわずか数分でも1時間と数えられてしまうことを意味していた。しかしこのところAWSのコンペティターたちはより柔軟な課金形式を採るようになっている(分制が多い)ので、AWSも10月2日に彼らの上を行って、そのLinuxベースのEC2インスタンスには秒制の課金方式を導入することになった。

この秒制の課金形式は、オンデマンド、リザーブド、スポットの各インスタンスタイプに適用されるほか、EBSボリューム用に手配されたストレージにも及ぶ。Amazon EMRとAWS Batchもこの秒制に移行するが、各インスタンスの最低料金は1分ぶんであり、また、Windowsや、独自の時間制料金のLinuxディストリビューションを使うマシンには適用されない。

AWS Lambdaのようないわゆる“サーバーレス”のプラットホームが急伸し、これらが秒未満の課金制を導入している今となっては、古い時間制の課金形式は多くのデベロッパーにとってナンセンスと感じられる。しかし単純な事実としては、EC2はGoogleやMicrosoftなど分制の課金に移行したプラットホームに比べて割高である、という評判がこのところ広まっていたのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。