BASEが出店者向けに即時資金調達できる金融サービス「YELL BANK」をスタート

ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASEは12月5日、ネットショップのオーナーが即時に資金調達できるサービス「YELL BANK(エールバンク)」の提供を開始した。

YELL BANKは、BASEに出店するショップオーナーを対象にした金融サービス。BASEの管理画面に資金調達のページが追加され、表示される3パターンの調達額から金額を選択し、規約に同意するだけで資金が調達でき、即時に管理画面の振込可能残高に反映される。

資金の支払いは、ショップの商品が売れる度に、売上代金から一定の支払率に応じた金額がYELL BANKに支払われる。支払いは商品が売れた時のみ。売上がなかった月に支払う必要はないため、出店者はリスクなく、資金の即時調達が可能となっている。

YELL BANKの運営は、1月に設立したBANKの100%子会社、BASE BANKが実施する。融資を実現するためにYELL BANKでは、BASEの店舗データを利用して与信を行い、条件を満たした出店者に対して金融サービスを提供。サービス利用可能なショップオーナーには、サービスの案内が順次送られるとのことだ。

具体的なスキームは、BASEのデータから各店の将来の売上金額を予測し、YELL BANKが出店者から将来の売掛債権を買い取る、というもの。調達可能な金額は1万円〜1000万円。初期費用、月額費用は不要だが、利用金額に応じて1%〜15%のサービス利用料がかかる。

BASE上では売上の実績などがあっても、既存の金融機関の融資を利用できなかったショップオーナーにとっては、新しい商品作りや機材導入などの資金を得るチャンスができることになる。

BASEは5月にも、出店店舗が独自のコインを販売して、店のファンから資金調達できるサービス「ショップコイン」をリリースするなど、ショップオーナーを資金面でも支援する施策を展開。ファッションやエンタメ・ホビーの分野を中心にショップを増やし、9月にはショップ開設数が60万を超えている

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TechCrunch Japan

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