Bitcoin Bubble Burstは、bitcoinドリームの崩壊を予言するアプリ

あなたがbitcoin信者であっても、自分のバブル予測が的中するのを待っているハゲワシであっても、いつおきても不思議ではないと誰もが思っている崩壊を予想しながら変動チャートを見つめていることだろう。今日(米国時間12/3)Disrupt Berlinハッカソンで発表されたBitcoin Bubble Burst(BBB)は、価格の変動や価格に影響を与えるできごとをリアルタイムで教えてくれる以外にも目を向けさせる。

Bitoinの取引量や価格が大きく変わったときに警告を与えるアプリは山ほどあるが、BBBの作者いわく、何かが〈起こりそう〉なときに適切な警告を与えるものはない。そこで彼らは(当然)機械学習を利用してbitcoinの価格変動にかかわるデータを教え込んだ。

取引のパターンや重要なニュース項目 —— 国によるbitcoinの禁止、あるいは暗号化通貨収入に対する課税の提案等々 —— をシステムが検知し、一定の重要度に達するとメールが送られてくる。警告の根拠となるロジックも書かれている —— 単に「売りだ!売り!」というわけではない。

通常の近況通知の例はこちら。緊急時のアラートとは見た目が異なるかもしれない。

これまでのところシステムはかなり正確で、数ドル程度の変化を予知していると作者らは言っている —— 時間とともにデータが増えればもっと正確になる。別の警告方法(SMSなど)の追加や、通知を受ける危険レベルの設定なども計画している。

もちろん、暗号化通貨の世界は基本的に予測不能なので、何事にも眉につばをつけてかからなくてはならない。それでも、じっと観察してbitcoin が大変なことになりそうなことを警告してくれるエージェント、というアイデアを私は気に入っている。たとえ間違っていたとしたも。

Bitcoin Bubble Burstをつくったのは、Claudio Weck、Saad El Hajjaji、Kathick Perumの3人。アプリのGithubページでサインアップできる(下の方に60秒のプレゼンのビデオもある)。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。