BuzzFeedがYahoo Japanとのジョイントベンチャーにサインした。Yahoo Japanは、最近Googleにわずかに抜かれるまでは、日本でトップの検索ポータルだった。
BuzzFeedはこれまで、合衆国に加え、イギリス、フランス、オーストラリア、インド、ドイツ、メキシコ、カナダの計8か国でローカライズしたニューズフィードを提供してきたが、同社によると(7月の場合)全トラフィックの45%が合衆国以外だ。しかし国際展開にあたってご当地にローカルパートナーを設けるのは、今回のYahoo Japanの例が初めてである。
Yahoo Japanは、BuzzFeedの日本語と日本文化への適応を助けるが、それは多くの外国企業にとって難題であり、また今回は日本人オーディエンスの心を一瞬でつかむ見出し作り、という課題もある。Yahoo Japanは、日本のインターネットユーザの88%が同社のユーザであり、月間ページビューは560億に達する、と主張している。ユーザの約半分は年齢層が20歳から39歳で、それはBuzzFeedのターゲットとほぼ一致する。
Yahoo Japan自身もアメリカの企業(Yahoo!)と日本企業(SoftBank)のジョイントベンチャーだ。BuzzFeedによると同社はYahoo Japanに同社のブランド力と独自の技術プラットホームとネイティブ広告を提供し、ただし“編集と創造の独立性”は維持する。
BuzzFeedはこれまで5回のラウンドで計9630万ドルを調達している。最近のシリーズEはAndreessen Horowitzのリードによる5000万ドルで、発表は2014年8月に行われた。
〔BuzzFeed参考記事(日本語)。〕