Googleの、オフラインのChrome Appsが、AndroidとiOSにも住処(すみか)を見つけることになる。Googleは今日(米国時間1/28)、HTMLとCSSとJavaScriptを使ってネイティブアプリを作るためのツールチェインの、デベロッパプレビューをローンチした。その主軸となるツールは、Webアプリケーションをネイティブアプリに変換するApacheのCordovaプラットホームだ。
これらのツールを利用するとデベロッパは既存のChrome Appsをネイティブのシェルでラップし、それをGoogle PlayやAppleのApp Storeに提出できる。
Googleは、そういうアプリのための多様なChrome APIを提供しており、その中にはOAuth2を使ってユーザを認証する方法、メッセージをプッシュする、ストレージ、アラーム、などなどの機能がある。Androidでは、ツールチェインが支払い決済やリッチな通知もサポートしている。また、Cordova本体から利用できる豊富なAPIもあり、その中には人気の高いいろんなモバイルプラットホーム用の多様なサービスがある。
Googleによれば、このツールチェインによって、Webデベロッパに仕事をやりやすいワークフローが与えられる。すなわち、“Chrome Appsのリーチをモバイルプラットホームのユーザにまで広げる”ことが、わりと簡単にできるようになる。
まず、どのプラットホームのデベロッパも、Node.jsの0.10.0以上と、そのほかの必要な開発ツールをインストールする必要がある。後者の開発ツールは、開発プラットホームや対象プラットホームによって異なる部分もある。
すべてのChrome Appsは、かなり前からデスクトップでは使えるようになっていた(Macは12月に対応)。でもぼくの知るかぎり、ぜひどうしてもこいつをデスクトップに載せたい!と思うほどの画期的なChrome Appsはまだない。でも、モバイルに容易にポートできることが分かった今日からは、本腰を入れてChrome Appsを書くデベロッパが増えるかもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))