Clubhouseがライブルームを録音して共有できる新機能「Replay」を導入

Clubhouse(クラブハウス)のホストとモデレーターは、米国時間11月8日から新しいツールを手に入れる。Clubhouseは、クリエイターがオーディオルームを録音し、ライブを逃した人が後にチェックできるようにする新機能をiOSとAndroidのアプリで公開した。同社は9月末にこの機能を発表していた

「Replay」と呼ばれるこの機能では、公開ルームをその場で録音し、クラブやユーザーのプロフィールに保存することができる。Replayはダウンロード可能なので、ルームをホストしている誰もが「ポッドキャスト、YouTubeのクリップ、Instagramのストーリー、TikTokのビデオ、その他」としてClubhouse外で共有することができる。

Replayはまた、Clubhouseが以前導入した機能で、モデレーターがルームの上部に関連リンクを表示できるリンクのピンにも対応する。加えて、録音されたルームを聴く人は、次のスピーカーにスキップしたり、1.5倍または2倍のスピードで聴いたり、一時停止したり、30秒のクリップを作成したりすることができる。

クリエイターは、ライブルームが終了した後、誰がルームのReplayを聴いているかを確認することができ、これによりリアルタイムで体験を聴いていない他のユーザーとつながることが可能だ。Replayは来週以降、検索を含むClubhouseの既存のディスカバリー機能にポップアップ表示される。また「トータル・ルーム・カウント」機能を導入し、特定のルームを累計何人が聴いたか、より有益な分析結果をホストが得られるようにしている。

画像クレジット:Clubhouse

オーディオルームの再生機能は、ライブオーディオイベントをあまり聴かない人にとって、Clubhouseの魅力を大幅に拡大するもので、誰もがポッドキャスト発見エンジンのようにClubhouseを使うことができる。また、クリエーターにとっても、ライブイベント終了後に、自分が作った最高のコンテンツをより多くの人の耳に届けられる機会を得るというのはうれしいはずだ。

画像クレジット:Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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