Clubhouseにようやく字幕機能、日本語など13言語に対応しまずはiOS版

Clubhouse(クラブハウス)は米国時間11月17日、iOS向けに字幕機能の提供を開始したことを発表した。この不可欠なアクセシビリティ機能は、Clubhouseアプリでは長い間見落とされてきた。Twitter Spacesのような競合製品ではすでに当たり前になっていたこのライブキャプションがないことで、Clubhouseは聴覚障がい者にとって使い勝手の悪いものになっていた。そしていま、Clubhouseはより多くの人にリーチできる。

「現在、キャプションは13言語に対応しており、今後も追加される予定です。その13言語とは英語、広東語、北京語、粤語(中国語の方言の1つ)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、スペイン語、アラビア語、ロシア語、トルコ語です」とClubhouseの担当者はTechCrunchに語った。

あるユーザーが、とある部屋ではスペイン語のライブキャプションが機能していたが、別の部屋ではスペイン語のスピーチがでたらめな英語に書き換えられていたとツイッターで報告した。Clubhouseのエンジニアは、これは言語検出がうまくいかなかったためではないかとリプライした。つまり、このアプリはベータ版で、英語以外の言語を区別する方法をまだ学んでいる段階のようだ。

Clubhouseは最近、友人との会話を簡単に始めることができるWaveや、非同期リスニングのためのリプレイ、ルームの録音など、多くの機能を展開してきた。ルームの録音は、クリエイターがライブで録音した音声を広く配信できるポッドキャストにできるようにするCallinSpace Podのようなスタートアップに対抗するための機能だ。しかし、ライブキャプション機能は、Clubhouseが人気を博した当初から欠落していた。ClubhouseはクローズドキャプションがAndroid版に搭載される時期を示していないが、そう遠くないことを願う。

画像クレジット:Thomas Trutschel / Contributor

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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