iOS 8でAppleは写真、テキストその他のデータをアプリ間でやりとりするのを簡単にする機能を付け加えた。
Copyfeedは、この機能を利用してユーザーがコピー&ペーストしたデータを記録するiOSアプリだ。ユーザーがコピーしたリンクやテキストの一部などを時系列で保存し、後で利用できるようにしてくれる。またオプションのウィジェットを使えば、iOSの通知センターに表示させることもできる。
多くの場合、コピー&ペーストというのは一回きりの作業だ。しかし、例えばアドレス帳からコピーした多数のアドレス宛に会議開催のメッセージを送った後で、同僚がそれらのメールアドレスを欲しがるなどという場合があり得る。メッセージ・アプリから送り先を調べていちいちコピーし直すというのは非常に苛立たしい作業だ。
Copyfeedを使っていれば即座にメールアドレスの一覧が手に入る。タップしてクリップボードにコピーするだけでよい。もし部外秘のデータをコピーした場合は、アプリを開いてそのデータを削除することができる。
このアプリは広告入りで無料だ。アプリ内購入で0.99ドルを支払うと広告が消え、画像が記録できるようになる。後で使う写真ならデバイス内に保存すればいいかもしれないが、広告が表示されなくなるなら1ドル払う価値はあるだろう。
コピー内容を記録するというニッチ・アプリは他にもいろいろ出ている。これまで私が愛用していたのはHeapoだ。このアプリ/ウィジェットも機能は似たようなものだが、エクステンションを通じてコピー内容をChromeに送信できる。私はあまり利用しない機能だが、モバイルとパソコンのデータをできるかぎり同期させておこうとするユーザーも多い。そういうユーザーにはHeapoは便利だろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)