Huawei(ファーウェイ)とDevialet(デビアレ)は、中国市場向けに設計された新型スピーカーのHuawei Sound Xを発表した。フランスの新興企業のDevialetはSkyやIliad、Altice USA、Renaultといった家電メーカーに自社の技術と特許をライセンス供与する方法を模索していた。
Devialetがこれまで販売していたスピーカーは、1000ドル(約11万円)のPhantom Reactorのような自社ブランドの高級品だけだが、Huawei Sound Xはずっと手ごろな価格だ。スピーカーは1999元(約3万1000円)で購入できるが、残念ながら現時点では中国でしか入手できない。
Huawei Sound Xの円柱形のデザインは、Apple(アップル)のHomePodや最新のAmazon Echoを彷彿とさせる。内部には60Wのダブルサブウーファーが搭載され、360度サウンドが特徴だ。スピーカーのペアは別の部屋で使用することも、あるいはペアリングさせてステレオスピーカーとしても利用できる。
Huawei Sound Xにはマイクが6個搭載され、声で操作できる。スピーカーの上部にある感圧式ボタンでのスピーカーの操作も可能だ。また、ファーウェイのスマートフォンを所有している場合はスピーカーの上部をタップすることで、音楽再生をスピーカーへと移動できる。また、同社のフレームワークであるHiLinkと統合して、自宅のスマート家電の制御も可能だ。
Devialetは流通パートナーだけでなく北京と上海にある2箇所のDevialetの店舗、および小売店との提携により徐々に中国に拡大している。Devialetにとって中国は2番目の市場だという。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)