Webサイト作りとWordPressホスティングの老舗DreamHostが今日、新しい、より簡略なWebサイトビルダーRemixerを立ち上げた。ユーザーは、単純でメンテナンスの楽なWebサイトを、HTMLのコードすら1行も書かずに作れる。この新しいプラットホームは、DreamHostの従来のホスティングプランのどれにも含まれることになる。
こういうGUI方式のWebサイトビルダーを使ったことのある人は、Remixerに親しみをおぼえるだろう。まず、提供されているテーマの中からどれかを選ぶ(現在は13、今後はもっと増える)。画像をアップロードしたり、あるいはInstagramやFacebookなどなどからインポートできる。オーディオやビデオをSoundCloud, YouTube, Vimeoなどからインポートすることもできる。そのほか、類似のサービスと同様に、地図、コメント欄、フォームなどを数クリックで加えられる。こういったいろんな部品は、70種用意されている。
また、60万種類の自由に利用できる画像やグラフィクスを提供しているから、そこから選んでもよい。
DreamHostは長年、ホスティングサービスとして知られているが、近年ではOpenStackのエコシステムにおける重要なプレーヤーだ。OpenStackは、大企業や通信企業、ホスティング企業などがAWSのようなクラウドコンピューティングサービスを自前で(自分とこのデータセンターで)運用できる、オープンソースのプロジェクトだ。実はRemixerは、OpenStack + コンテナ管理サービスKubernetesの上で動いている。つまりこのアプリケーション、というかサービスは、マイクロサービスの集合としてKubernetesが管理するクラスターの上で動いている。そしてそれらがさらに、OpenStackが動かすDreamComputeクラウドプラットホームの上で動くのだ。