Dropboxは密かに株式上場を準備しているとBloombergが報じた。
TechCrunchもこのクラウド・サービスの有力企業が2018年に株式を上場する計画だという情報は得ていた。Dropboxにコメントを求めているがまだ回答がない。
Dropboxは2007年にサンフランシスコで創立されて以後速いペースで規模を拡大してきた。何年も前から株式の上場に近づいているという噂が出ていた。しかし会社評価額が100億ドルにアップしたことで、上場へのハードルも上がった。同社はこの評価額に見合う実質を得るまで上場を見合わせていた。
Dropboxは年間売上で10億ドルを達成し、キャッシュ・フローも黒字だと述べている。
Bloombergによれば、Goldman SachsとJPMorganが上場業務を扱っているという。
ライバルのBoxは2015年に上場し、それ以後株価は50%上昇している。
JOBS法の成立で上場申請を非公開で行うことができるようになった。つまり証券取引委員会に上場申請書を提出してもそれが一般公開されずにすむ。多くのテクノロジー企業はこの新しい条項を利用して秘密に上場申請を行っている。この申請書に公開義務が生じるのはロードショー(投資家に対する上場説明会)の15日前となる。
Dropboxから上場申請書が公開されれば、上場まで数週間というわけだ。
Spotifyも最近、非公開で上場申請をしている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)