人気ファイル共有サービスのDropboxが、ユーザーアカウントへの侵入があったことを正式に認めながらも、システムに不備はなかったと主張してから一週間後、同社はiOSアプリをアップデートしてAppleのTouch IDをサポートした。この変更によって、iOS 8ユーザー(iPhone 5s以降)は自分の指紋でDropboxアカウントをアクセスできるようになる。
Dropboxは、Touch IDをサポートするいくつかのアプリに仲間入りした。既に、Amazon、Mint、Simple、Evernote、1Password、Camera Plus等がTouch IDサポートを実装している。
同アップデートは他にも、iPhone 6および6 Plusへの最適化、安定性および性能の改善、iOS 8でのRTFファイルブレビューの修正などを行っている。しかし、重要な新機能はやはりTouch IDのサポートだ。最近のハッキング事件でアカウントに侵入されたことを心配するユーザーは、Touch IDの設定と共にDropboxのパスワードを変更する良い機会だろう。
Dropboxは、前回のiOS 8アップグレードで、通知センターウィジェットおよび共有拡張機能をサポートした。前者はDropboxのファイルをiPhoneのロック画面で閲覧、編集できるもので、後者は、他のアプリのファイルをDropboxが開いたり保存したりできる機能だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)