本日(米国時間4/22)eBayは第1四半期の決算を報告し、売上は44.5億ドル、1株当たり利益は0.77ドルだった(調整済数値を使用)。ウォール街の予測はそれぞれ44.2億ドルと0.70ドルだった。
eBay株は通常取引での微下げに続き、決算報告後の時間外取引では5%弱の高値だった。
eBayは一定のコスト調整後では1株当たり0.77ドルの利益としているが、通常会計方法(GAAP)では0.51ドルに留まる。同社のGAAP純利益は6.26億ドルで、同じく調整後利益9.43億ドルよりも少ない。
同社のPayPal部門による売上は、かつて中核を成していたマーケットプレイスサービスよりも多い。PayPalの総支払い金額は18%増の610億ドルで、19.4億ドルの取引売上をeBayにもたらした。他の売上を調整すると、eBayのマーケットとPayPalはほぼ同等の水準だ。eBayと子会社PayPalは、2つの上場企業に分割する意志を表明している。
PalPalは同四半期中に360万の新規「アクティブ・アカウント」を獲得し総アカウント数を11%増の1.65億人とした。対してeBayのマーケットプレイス部門は、総取引金額(GMV)を対前年比で2%落とした。通貨を固定すると、マーケットプレイスの全世界GMVは5%増となる。別の言い方をすれば両部門とも健全である。eBayもまた、PayPalの成長に関する数値の原因は為替変動であると指摘していることに注目されたい。
eBayの当期末保有現金および相当物は141億ドルと豊富だ。
現四半期について、eBayは総売上44~45億ドルと予測した。調整後EPSは0.71~0.73ドル。PayPalのGAAP利益予測は1.3~1.5億ドルで、標準1株当たり利益を0.44~0.49ドルへと下げている。
eBayは好調のうちに第1四半期を終え、投資家もこの実績を大いに喜んでいるようだ。会社が分裂することがあっても土台の状態はよさそうだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)